伊奈平産廃処理工場調査団設立に至る経緯
<問題の概要>
廃プラスチック類をはじめ木くずや紙くず、ゴムくずなどの産業廃棄物及び一般廃棄 物の破砕や焼却などの中間処理によって、各種の有害な汚染物質の発生が考えられるが、現状では操業を行っている事業者も、また、施設の許認可や立入検査を行っている 自治体の担当課によってもその汚染実態が具体的に明らかにされていない。
しかし、今回東京農工大学大学院連合農学研究科環境資源共生科学専攻環境毒 性額研究室の協力により自主的に行った調査結果によると、廃棄物処理工場に隣接す る敷地内に降り積もった粉じん汚泥から、有害な金属類が検出された。
この工場に隣接する某事業所の社長家族及び従業員の健康状態が悪く、その原因がこの廃棄 物処理工場で発生する有害物質による影響ではないかと考えられる。
市民科学としての重要性
上記に記した環境汚染及び健康被害発生の実態について、工場はもとより施設の操 業に伴う 公害発生及 び健康被害 の有無に ついて調査す べき 関係機関はこれまで 全く 調査を実施しないので、専門家の協力を得て調査団を結成して市民による独自の調査 の実施が必要である。
<緊急性>
廃棄物処理工場の日々の操業により、隣接する事業所の家業の安定的・継続的な操業が困難となると ともに、 その事業所の社長家族及び従業員の健康状態も良くないため、 一刻も早期の改善及び将来的な解決策が求められる。
(1)有害な汚染物質の排出及びそれによる物的損害や健康被害について、工場側は一 切認めようとしない。
(2)しかしながら、今回自主的に行った調査結果では、有害物質の排出が明らかである ので、この事実関係を工場及び関係機関に認めさせたい。
➽ 調査研究の概要